📘角膜を透明に保つ角膜内皮細胞とコンタクトレンズ

黒目のことを角膜といいますが、角膜は透明なドーム状の膜で、レンズの役割もしています。角膜には血液が流れていません。代わりに目の中で作られている水(房水)が角膜の中にしみこむことで栄養をうけとっています。

目の構造

角膜内皮細胞は角膜の一番内側(目の中側)にあって、しみこんできた水を元に戻しています。角膜内皮細胞が水の量を調節して一定の角膜の厚みを保っていることで、光が反射しないで通るのです。(角膜の透明を維持しているということです。)

角膜内皮細胞は若い頃は一平方ミリあたり約3000個あります。年齢とともに減り、70才で約2000個/㎟になりますが、増殖して増えることがありません。いったん減ってしまうと元に戻らないのです。

内皮写真

角膜内皮細胞はコンタクトレンズを過剰に長時間つけたままでいると減ってしまうことがあります。細胞数が500個/㎟を下回ると角膜の中の水が戻せなくなって、角膜が水ぶくれをおこしてにごってしまいます。(水疱性角膜症といいます。)

当院ではコンタクトレンズユーザーの方の角膜を守るため、角膜内皮細胞数の経過をお伝えして詳しく説明しています。(この検査のための追加費用はかかりません。)

コンタクトレンズをお使いの方は是非、角膜内皮細胞数を知っていただき、装用時間を適切に保って、安全なご使用をお願いします。