ドライアイ、マイボーム腺梗塞とアレルギー性結膜炎

  • 冬になり、空気が乾燥してドライアイが増悪したり、寒いために目の表面の脂分が固まりやすく、マイボーム腺が詰まりやすくなります。
  • 乾燥していることで、粘膜が擦れやすくなったり、ほこりなどの異物が涙で流れにくくなり、アレルギー性結膜炎もおこしやすくなります。
  • 強くこすることで瞼が腫れたり、こすりすぎて皮膚炎、めいぼ、ものもらいになったり角膜感染をおこすことがあります。
  • したがって、この時期にはドライアイ治療に加えて、炎症を和らげるアレルギー性結膜炎に対する治療や、瞼の辺縁にあるマイボーム腺のつまりを解消する治療、または感染性結膜炎に対しての抗菌薬による治療などを状況をよく把握したうえで適切に併わせて行う必要があります。
  • 山本眼科では角膜やドライアイの専門医として詳しい診療と治療を提案していただいています。
  • アレルギー性結膜炎や皮膚炎を繰り返している場合、山本眼科では代表的なアレルギーをおこす原因を20分程で検査できる簡便な検査も行っています。指先から血を取るためすこしチクッとするだけなので注射ほどは痛いものではなく、低学年のお子様でも検査が可能です。
  • まぶたの炎症が強くなってしまった場合には軟膏も使用する場合があります。
  • 背景に、アトピー性皮膚炎がある場合、ステロイド眼軟膏では不十分だったり、やめるとすぐ再発することが多いです。その場合、アトピー性皮膚炎用の軟膏や免疫をコントロールする軟膏が有用です。長年まぶたのかゆみにお困りの方はご相談下さい。
  • ステロイドは、薄いものは安全ですが、強いものを使うと眼圧(目の固さ)が高くなることがあり、注意が必要です。
  • 山本眼科ではかゆみや炎症の強さ、原因に応じて薬を使い分けをしています。必要に応じて詳しく説明し、眼圧検査をさせて頂いて、安全に治療にとりくんでいただいています。
  • お困りの方はお早めに受診してください。