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目の病気について

翼状片

翼状片は、結膜(白目)の下の組織の細胞が増殖して角膜(黒目)の上にのりあげてくる病気です。日差しのつよい地域に多く、紫外線が原因にかかわっているといわれています。翼状片が伸びてくると、乱視が強くなったり、大きくなると瞳孔の上が覆ってしまい、視力が低下します。治療するには手術で切除して、結膜を再建する必要があります。 手術は、角膜から翼状片組織をきれいにはがし、結膜の下にある異常な増殖組織も一部切除します。若い人や翼状片が大きい場合は手術後に再発しやすいため、細胞の増殖を抑える薬(マイトマイシンC)を使って再発防止の処置をおこないます。その後、切除で露出した強膜(結膜の下の目の壁の部分)を、上下の正常な結膜をよせるか、切除範囲が大きい場合結膜の上方から健常な結膜をとって移植(遊離結膜弁移植)して覆い、細い糸で縫合します。麻酔は結膜下注射麻酔で行い、時間は30分程度です。山本眼科では日帰りで手術を行っています。