ドライアイとアレルギー性結膜炎・花粉症
- 冬から春にかけてまだまだ寒い日が続きます。冬はドライアイが増悪しやすい季節です。暖房がきいているところはとくに空気が乾燥していて、寒いとマイボーム腺が詰まりやすくなります。
- いっぽう、今年は花粉の飛散が始まるのが早いようです。花粉症症状がでて目のかゆみで受診される方も増えてきました。
- 花粉症・アレルギー性結膜炎とドライアイには密接な関係があり、お互いの症状を強めあってしまいます。
- かゆくて目を強くこすることで炎症がさらにつよくなり、また、乾燥で乾いた角結膜は摩擦も強くなり障害を受けやすくなります。そうした角結膜の表面は保湿性が悪くなり、さらにドライアイが増悪していくという悪循環になっています。また、瞼が腫れたり、皮膚炎、めいぼ、ものもらいになったり角膜感染をおこすこともあります。
- 内科や耳鼻科の先生からだされた抗アレルギー薬の点眼だけではよくならないという方がよくいらっしゃいます。
- それは、このような複合した病状の場合にはドライアイ治療に加えて、炎症を和らげるアレルギー性結膜炎に対する治療や、瞼の辺縁にあるマイボーム腺のつまりを解消する治療、または感染性結膜炎に対しての抗菌薬による治療などを状況をよく把握したうえで適切に併わせて行う必要がある状態だからです。
- 山本眼科では角膜やドライアイの専門医として詳しい診療と治療を提案しています。
- かゆみや炎症の強さ、複合しているドライアイ、マイボーム腺梗塞、眼瞼結膜炎、皮膚炎などの眼表面をトータルで診察させていただき、原因や治療効果に応じた薬の組み合わせのご提案をして使い分けをしています。
- また、お子様で目薬が苦手だったり、コンタクトレンズ使用で何度も点せないなど、目薬の使用が難しい状態の方でも、1日1回まぶたに軟膏を塗るだけで、目の中の結膜にも効く抗アレルギーのクリームがあり、新しい有効な治療法となっています。
- お困りの方はぜひご相談下さい。
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