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日帰り白内障手術について

名古屋市千種区の山本眼科では日帰りで白内障手術を受けていただけます。

  • 白内障は眼の中にあるレンズ(水晶体)が濁る病気です。テレビやヘッドライトがまぶしく、月がにじんでみえるといった眼のかすみで始まり、徐々に視力が低下します。
  • 日常生活に支障があるほど症状が強い場合は、濁った水晶体を取り、眼内レンズを挿入する白内障手術(水晶体再建術)をおこないます。
  • 近年、白内障手術の進歩により局所麻酔(点眼麻酔)で非常に短い時間で行えるようになりました。名古屋市千種区の山本眼科では日帰りで安全に白内障手術を受けていただけます。
  • 白内障手術は、超音波乳化吸引装置を使って、水晶体を砕きながら灌流液で吸い出し、眼内レンズを挿入します。(山本眼科では主に極小切開から挿入可能なアクリル製プリロード、UVカット対応のyellow lensを使用しています。)注)プリロード眼内レンズは挿入するときに直接レンズを触らないため、感染症を発生させにくいメリットがあります。
  • 眼内レンズの選定はお一人お一人の現在の目の状態(近視や遠視、乱視などのみならず網膜疾患や緑内障による視野の状態など)をもとに、皆様の生活スタイルに最も合ったものを院長が皆様と相談しながら決定していきます。
超音波水晶体乳化吸引術
  • 山本眼科では院長が手術中も患者さんに緊張や困っていることがないか、お尋ねしながらおこないます。手術は10分程度です。
  • 手術終了後は30分〜60分休んでからご帰宅いただけます。眼帯を当日のみしていただきますが、日常の生活をしながら療養していただけます。
  • 翌日、翌々日、3日目、1週目に通院していただいて、院長が診察します。
  • 問題がなければ状態に応じて間隔を延ばしながら丁寧に経過をフォローします。変調があればすぐに院長が対応します。
  • 白内障手術の安全性は、院長やスタッフの高い技術と最新の設備によって保たれます。
  • (当院は現在、自由診療の多焦点眼内レンズは取り扱っておりませんが、様々な眼内レンズの特徴と選定について、患者様の目の状態をもとにご相談をお受けしています。
  • 多焦点眼内レンズは眼鏡を全く使用しないでよくなるわけではなく、一定のグレア(まぶしさやにじみ)症状が発生する可能性があります。はっきりとした見え方にこだわりがある方(カメラマンや画像を扱うことが好きな方や細かい物を見る必要のある方)、特に白内障以外の目の疾患がある方(瞳孔径が小さい方、緑内障による視野障害、黄斑変性などの網膜疾患、強い近視や乱視がある方)には適さないことがあり、慎重に適応を検討する必要があります。
  • ご希望と適応がある方には対応可能な施設へご紹介いたします。)
  • 白内障手術は安全性がきわめて高い手術ですが、ごくまれに手術中に予定外の処置が必要になることがあります。また、目の中は感染に弱いため術後に注意が必要です。

眼内炎(感染)

手術後数日〜数カ月で目の中で炎症を起こすことがあります(術後眼内炎)。原因は目の周りの雑菌やカビなどがあります。目をつよくこすってしまったり、不衛生な状態になっていたり、術後の抗生物質の点眼が不十分だったりすると危険性が高まります。ごく稀ですが、手術や術後生活になにも悪いことが起きていなくても、発症することがあります。目の中は感染にとても弱く、1日放置するだけで失明にいたる恐れがあるため緊急の処置が必要となります。手術後、昨日より見えにくい、かすむ、痛いなどの症状があればすぐにご連絡ください。

後嚢破損(はのう)、チン糸体断裂

水晶体の後面の膜(後嚢)が術中に何らかの原因で破れたり、昔、目の打撲があったり、特殊な病気によって水晶体をささえているチン糸体が弱くなっていることがあります。その場合、眼内レンズをささえることができないため、水晶体の奥にある硝子体を切除する処置をおこなって、眼内レンズを強膜という目の壁(白目)に糸で結びつけて固定をする必要があり、手術時間が通常よりも長くなります。 多くは眼内レンズの固定方法が変わるのみで、術後視力には大きな影響はありませんが、手術の炎症が通常の方法より強く出る場合、見え方がよくなるまでに日にちがかかることがあります。

眼内レンズ度数ずれ

眼内レンズは、検査時に最新の機械で目の長さや角膜の屈折値から計算して最適と思われる度数のものを挿入しています。しかし、目の状態によっては挿入した眼内レンズの度数が目標とした屈折度数と合わないことがあります。強いずれで生活に支障があれば眼内レンズを再手術で交換します。

術後炎症

手術後、炎症が強く起こり、眼圧が上がって角膜がふくらみ(浮腫)見えにくいことがあります。点眼や点滴などをおこなうと数日で回復します。

後発白内障

手術後、数ヵ月から数年すると、眼内レンズの後ろに残してある膜(後嚢)が濁ることがあり、視力が低下することがあります。外来でレーザーで濁った膜に窓をあける手術をおこなうことで視力は回復します。レーザーは痛みもなく3分程度で終了します。

グレア、ハロー

強い光を見たときにまぶしかったり、光の周辺に輪がかかって見えることがあります。通常しばらくすると気にならなくなります。